岡崎観光夏まつり  (2008年)第60回花火大会

               2008年度(平成20年)の観覧記録です     中部の花火情報館


開催日  2008年8月2日(土)18.50〜21.00

場所   岡崎市乙川(本会場4号玉)・矢作川河畔(10号玉会場)
花火数 公表20000(最大10号玉)
交通  名鉄本線「東岡崎駅」歩5分・愛知環状鉄道「中岡崎駅」歩10分
観客数 昨年約48万人
主催  岡崎市・岡崎市観光協会  
問合せ 岡崎市観光協会 0564-23-6217

      花火打上場所
      乙川本会場     矢作川会場

      過去観覧記録 2006年観覧記録

江戸期より西三河奉納煙火の代表として開催されてきた菅生天王社の天王祭が昭和23年8月16日より岡崎市民夏まつりと共同開催という事で発展解消され、岡崎市主催の岡崎観光夏まつり花火大会として発足して現在に至っております。
よって菅生神社の旧天王祭は市の行事とは別に祭礼行事が行われていますので、今回はこの祭礼の部分も併せて観覧記録として記載してみることにします。

菅生神社 祭礼(旧天王祭)
菅生神社では花火大会の開始前に氏子町内の皆さんによる祭礼奉納煙火として手筒奉納が行われます。
3時過ぎに鉾船「天王丸」で神事が行われた後、4時ごろから各氏子町内の花火筒の練り込みが開始され、町内毎に神社拝殿前でのお祓いのあと手筒奉納という手順で延々と6時頃まで続きます。手筒は境内での片手手筒(ヨーカン)と花火本番時の鉾船からの手筒が打上花火と並行して発楊されます。
神社への花火神輿の練り込みと手筒奉納。
担いで歩く足の運びが伝統のしぐさでしょうか独特で、なかなかかっこいいですね。手筒は東三河は5斤までの本手筒が主体ですが、西三河はかっての本手筒の伝統は薄れ、多くの祭礼はこのような片手手筒が主体です。
ハッピに金魚が描かれていますが、最初に奉納したのは、この祐金町で金魚花火の発祥の伝統を受け継いでいます。

続々と花火神輿の練り込みが菅生神社を目指して続きます。
赤い丸玉は団子ではありません(笑)、伝統花火の重ね玉をイメージしているようです。
花火開始までの間に、この菅生神社境内に来られると、かなり混雑はしていましたが一般にも自由に見学できます。

境内の手筒奉納が終わると、氏子の花火連の皆様は2隻の鉾船に乗り込み、7時からの花火本番の準備に入ります。この鉾船2隻(天王丸・菅生丸)から、大会中に手筒の放揚や乱玉の打上や金魚花火の投込みが行われます。

手前が天王丸、奥が菅生丸


金魚花火
文政5年(1822年)に岡崎天王祭・菅生祭(現在の岡崎観光夏まつり)で初めて登場した金魚花火。かっては菅生川(旧・大矢川、現・乙川)を火の海と化して人気を博したようです、ここの金魚は加藤煙火(株)製でPM8時頃から約300本が放たれます。金魚・銀魚・錦魚・緑魚となかなか賑やかで水面を波紋を立てながらパチパチと音を立てながら進み、最後にハネ火薬がポンとはじける、このとき水面上に跳ね上がった筒が水面に落下するときピチャピチャと音を立てるのが近くですと聞えますが、現在の観覧状況では桟敷席からしか良好に見えませんのが残念です。
金魚花火の詳細は別ぺージ「金魚花火の話」をご覧下さい。



枠仕掛け
メイン会場の桟敷席正面にビッシリと仕掛けの枠が並ぶ壮観な光景(この写真は2004年分)
今は少なくなりましたが昔の花火大会といえば、スポンサーの文字仕掛けが必ずあり、この仕掛けの火が消えかかる頃、後方からスターマインが打ちあがり、しばらく単発早打ちが続いた後、又枠仕掛けという繰り返しが定番で、子供の頃はこの枠仕掛けが楽しみでした、それは仕掛けがスターマインの合図でもあったからです。ここ岡崎の枠仕掛けは伝統を守り、又高めて多彩な仕掛けが演出されています、20数ヶ所も設置され、絵が動き、火を吐き、カラフルな色彩と見せる枠仕掛けの見本市のような素晴らしさです。
現在も各地の奉納煙火では、氏子さんの手作り枠仕掛けは多く目にしますが、此処は煙火業者担当のプロの仕事、見事な仕掛けでした。製作担当業者は三州火工さんがメインで、他に磯谷煙火さん、加藤煙火さん、若松屋さん、挙母煙火さんも担当されています、この枠仕掛けにはほとんどが裏打ちとしてのスターマインを伴っています。下記写真は一例で3/4位をを掲載してあります。

会場風景・花火は矢作会場の8号玉

左端の子供のキャラクターがユラユラ動いています

中央の鳥が右から左に巣の方へ飛んでいます

木魚をバチが動いて叩いています

重機の爪が掴むように動きます

ドラゴンが火を吹いています

窯のフタが動いています

富士ナイアガラを併用


正面に入りきらずに桟敷席側奥にも数基設置されています、下の明かりは桟敷席。



その他の演出
おおのし100本一斉噴出、「おおのし」とは手筒状の噴出花火で手持ちでは無く、枠に固定して噴出する伝統花火で、近くで見れば迫力がありますが、なかなか近くでは見れません。
火車、火輪とも風車とも云われる回転花火          ナイアガラ、2列が直交した滝花火


打上花火
そして、18.50〜21.00まで2時間10分に亘る長丁場の花火大会が開催されました。ここは打上会場が2ヶ所に分散し、相互には見えるものの規模の説明等が難しいのでまとめてみますと。
●メイン会場(乙川会場)は最大4号玉で4号単発1200発、スターマイン(枠仕掛け裏打ち含む)43回
●矢作会場は10号玉80発、8号玉235発、4〜5号単発400発、スターマイン10回
開始号砲95発を含め総計単玉2010発、スターマイン53回というのはやはり相当な物量があり、とにかく間段なく打ちあがっています。これ以外に膨大な量のおおのし・手筒・乱玉・枠仕掛け・火車・金魚・ナイアガラ・水上花火等をどう計算するかは別として、県内最大の花火大会といえる規模だと思います。

担当煙火業者は三河花火業者の勢揃いで磯谷煙火店・磯谷煙火工場・加藤煙火・若松屋・挙母煙火さんほか百花園スターマインコンクールには久世煙火・豊橋煙火・村松煙火さんが参加され、枠仕掛けには主に三州火工さんという布陣です。
打上花火の目玉は磯谷煙火さんの2度にわたるメロディースターマインが最大4号玉とはいえ毎回素晴らしい演出をされ、又昔から此処の特徴である県内8業者による百花園スターマインコンクール等は私が花火は演出だと目覚めた思い入れの強い大会でもあります。

ただし、豊橋祇園祭花火大会もそうですが、伝統煙火のこの2大大会、観覧には場所が狭すぎ、桟敷席以外ではすべての出し物を良好に一般来場者が見学できるスペースが無いという慢性的な問題も抱えています。一般有料桟敷席は一枡(1坪・2畳)4万円で抽選(競争率3〜4倍)、協賛桟敷席は無抽選ですが、協賛金最低5万円と桟敷料3万円の計8万円が必要。協賛席は1枡毎ひな壇になっていますので、観覧には最高の条件です。


メロディースターマイン 初回「天国と地獄」 ↓
メロディースターマイン 2回目「ゴッドファーザー」 ↓


 各種スターマイン

大スターマイン・加藤煙火
愛知県選抜百花園コンクールより
「メダルラッシュ!!」磯谷煙火店
愛知県選抜百花園コンクールより
「メダルラッシュ!!」磯谷煙火店
愛知県選抜百花園コンクールより
「天空の花回廊、彩色の花々」
磯谷煙火工場
愛知県選抜百花園コンクールより
「夕映えの小路」
加藤煙火
愛知県選抜百花園コンクールより
「夕映えの小路」
加藤煙火
愛知県選抜百花園コンクールより
「春景色」
若松屋
水上百花園

若松屋
水上百花園

若松屋
エンディング「大スターマイン」若松屋
エンディング「ジャンボスターマイン」若松屋


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